心理カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)もやっている精神科医です。内科経験もあり。メンタルヘルス、人生のこと 、思索、エッセイ、旅、音楽、ギター、ひとり言 etc.  息抜きに読んで頂ければ幸いです。3.11以降は、原発関連の情報中心です。
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     いま、ここにいることの意味。

     そのことが、長い年月を経て明らかになることもあるのでしょう。


     10数年前、私が筑豊に来た時は、2年ほどで去るつもりでした。
     ある人物と出会い、たまたま彼の家のすぐ近くに移り住む事になりました。その後まもなく、彼は癌で亡くなりました。



     亡くなった友人が慕っていた犬養牧師の属する日本基督教団の別の小さな教会で、昨日は賛美歌を歌わせて頂きました。

     犬養光博牧師は若い頃、関西から炭鉱閉山後の筑豊に移り住み、伝道所を開き、この地に深く関わってこられた方です。閉山、貧困、強制連行以来の在日韓国・朝鮮人への差別、指紋押捺制度、カネミ油症 etc. 様々な現実世界の矛盾に身を挺し、いまも精力的に関わり続けておられます。亡くなった友人も、一緒に韓国に行った事があります。
     その牧師が来春には、伝道所を閉鎖して長崎に移住されることを、つい先日の新聞で知りました。

     犬養牧師が、「出かけるクリスマス」というお話をされていたのを思い出します。人や神様が来られるのを待つのではなく、人や神様のところに自ら出かけるのだと、そのような内容だったと覚えています。クリスチャンでもない私に、その意味の深さは量りかねましたが、とても感動したものです。
     「出かけることで様々な問題に直面し、知ることで自分の生き方を変革していく」のが犬養牧師自身の生き方でもあるのでしょう。

     
     何かを求めて出かけ、何かに気づき、誰かに出会い・・・。
     行ってみて初めて、来た意味がわかることもあるのが、人生という旅かも知れません。


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     今年の春、自分でもよくわからないままに、コーラスグループに参加し、大きなステージでも何回か歌わせて頂きました。が、今回小さな教会のチャペルコンサートで歌わせて頂いて、私が何故、宗教音楽を歌うコーラスグループに参加することになったのか、その意味の半分が分かったように感じました。

     十数年の歳月を経て、すべてはきちんとつながっている事に気づきました。


     私は、職業上の流れで筑豊に来ました。が、本当はもっと深い意味があったのだと、いましみじみ感じています。やはり、この地に「出かけ」なければならないことを、私や私を導いている存在は、解っていたのだろうと思います。

     友人と出会う事も、彼と死に別れる事も、伴侶と出会う事も、新たにいろんな方々と巡り会う事も・・・、すべて既に約束されていたのだろうと思います。



     「この地に安住」など、あり得ないのかも知れません。
     どの地に住むどんな人も、いずれは彼の地に「出かける」のですから。



     例年通りであれば、牧師は今夜、伝道所で人を待つのではなく、自らキャロリングに「出かけて」いるはずです。




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    【2010/12/25 00:04】 | 人生
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    スヌ~ピ~
    冒険も出掛けなければ、冒険になりませんね・・・

    解かりました。出掛けます。


    あつこ
    「すべてはいつかのいい日のためにある」(山元加津子 宇宙の約束)の、本当の意味がわかり始めた今日この頃です。
    メリークリスマス!!ハッピーバースディ!!(一週間遅れの)MASATOさん。


    ビスコ
    歌が心に響きます…
    出かけることが 何かのきっかけを作るのかな…
    その場所に居合わせたり 行きたくなるのは
    何か意味があるのですね
    v-25


    アポロン
    >スヌ~ピ~さん  「出前演奏」もいいですねえ。どんどん出かけて下さい!

    >あつこさん  「すべてはいつかのいい日のためにある」
    本当に・・・。いろんな人たちの、残していったものが、あちらこちらにあって。何よりも、自分の心の中ではしっかりと成長して、花や実をつけてくれていることが、わかりますね。

    >ビスコ ちゃん ここでは歌っていませんが、「みたりの博士ら メシヤを尋ねて はるばる旅しぬ」という歌詞があります。聖書の中には「出かける」ことが、キーワードのようにちりばめられているそうですよi-199 
       


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     昨日は友人の結納式でした。
     で、立ち会ったのですが・・・。
     
     実は私たち夫婦は結納などしなかったもので、なかなか興味津々。

     

     床の間に結納の品々を並べて・・・。
      スルメやコンブやアワビや・・・、それぞれ謂われがあるのでしょうが。

     座布団はなし。上座に新郎。仲人は真ん中で・・・。
     ふむふむ、ネットで調べた通り、なかなか順調。

     最後に私、「いいお天気で・・・」(「よいお日柄で」、やろう!)
     「え~~~。婚約が成立致しまして、おめでとうございます」
     
     ま、お互いよく知れた顔ぶれなので、ダメだしもなく、無事終了。

     
     その後新郎宅で新婦と一緒に「ハッピ~バ~スディ!!!」
     実は私の誕生日なのでした。(笑)


     晴れた空に満月間際の月が鮮やかでした。


        今からでも遅くはない、もう一度結納式やろうかな?!



    【2010/12/20 07:40】 | 人生
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    ありがとうございました
    たっくんパパ
    昨日は本当にありがとうございました。
    結納、誕生日と目出たい日でしたね!
    お二人の結納式には、僕たちが立会いしますね(^。^)


    アポロン
    >たっくんパパさん

    楽しかった~。(何が?)
    結納式では、やっぱり緊張するんや!

    新婦両親に断られんでよかったね!おめでとう!

    来年の結婚式、楽しみにしています。


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     新郎新婦4 レストラン 2
     新婦お勧めのイタリアンレストラン。
     さすがイタリア人シェフの作る本物の味。


    ケーキ
     
    それにしても新郎新婦のはしゃぎよう。何かいい事でもあったの?! 
     あっ、そうか。結婚式だもんね!




     新婦の友人が「アメージング・グレース」のピアノ弾き語り。

     新郎の友人は、新郎と共作の詩を、やっぱりピアノで弾き語り。とても素敵な曲でした。

     新郎の会社の社長の挨拶で明かされた人物像。
     200人あまりの入社希望者の中で唯一、ジーンズとTシャツで面接に来たのだそうです。驚いた社長が人事部を飛び越して、いきなり面接→合格→入社!仔細はともかく、彼にしかできない重要な部署で活躍しているとのこと。

     新婦も実は、とてもとても文字では書ききれない、不思議ちゃんです。5年前、一緒にコンサートした時は三線で沖縄民謡歌ってくれました。

    三線 

     
     いかにもそんな二人らしい、とても温かい「人前結婚式」でした。
     
     東京まで行ってよかった、よかった。



    【2010/11/25 21:45】 | 人生
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    夕日



     先日、ハンキーパンキー食堂という神戸の小さなお店でライブに参加しました。新しい出会い、新しい音。美味しい料理・・・。そして、お客さんのノリのよさ!
     


     住んだのは3年くらいですが、神戸はぼくにとって特別なところ。

     そのころ、鈴蘭台(すずらんだい)あたりは山奥の田舎な感じで、車で走ってはいつも迷っていたものですが、今は結構繁華になっています。

     ライブで使ったフラメンコギターも、実は神戸にいる頃に安値で購入。今や有名になった某ギター製作家の名前が刻まれています。うん十年たっても、音は狂わない!!!


     六甲山の中腹から眺める港の風景。大晦日には停泊中の外国船が、一斉に新年の汽笛を鳴らして、なかなかロマンチックでした。古本屋で、地元文学誌をめくったり、元町の喫茶店の2階の、小さなアトリエに芝居を観に行ったり・・・。

     「抽象的な都市」
     そんな風に、20歳の頃のぼくには、感じられていました。

     誰もがそうであるのかないのか、精神的にはとても大変だったけれど、心の中の大地に、たくさんの種が蒔かれた、青春の初めを過ごした街。



     そして、電車で数十分程の実家に帰って、数日前に入院した父と面会・・・。
     先月会ったばかりのぼくのことが思い出せなかったようです。


     
     忘れられないことと、忘れられてしまうことのふたつ。
         
        甘くて、苦くて、切ない、不思議な再会・・・。 



    【2010/09/01 13:18】 | 人生
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    神戸に来たら・・・・
    スヌ~ピ~
    まあ、時間的、精神的余裕が必要でしょうが・・
    ぜひ、ご連絡ください。一度はお会いしましょう。



    ありがとうございます
    アポロン
    スヌさん!
    今度は、是非お伺いしたいです。
    爪割れ用、秘密の「シルクパウダー」を持って。。。

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     「つかこうへい氏、肺癌で逝去。享年62歳」


     学生の頃、尊敬する劇作家に別役実とサミュエル・ベケットを挙げていたのに、『へぇ~』と思ったものだった。決して「劇的」ではない物静かな不条理劇に憧れた人が、あの派手で過剰に「劇的」な演出を・・・。

     ただ、従来の「演劇」の枠組みを破壊するほどに独創的な、氏の劇作と演出の方法は、間違いなく「革命」的だったと思う。

     実は、彼の故郷は私の住んでいる筑豊である。自らが在日コリアン二世であることを明かしたのは、「つか」劇団大ブレーク後のことである。『熱海殺人事件』なんかに、頻繁に出て来る差別的言辞の意図が何なのか、私は後から理解したように思う。
     
     団塊の世代らしく、凄まじい台風のように駆け抜けていった。

     濃密な人生を彗星のように駆け抜けた62歳の逝去が、決して若すぎるなどとは思わない。その場で台詞がコロコロ変わる慌ただしい演出のように、案外自らの人生も「台本」通りだったのか・・・。

        万歳! 万歳! 万歳!


    【2010/07/12 16:54】 | 人生
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