心理カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)もやっている精神科医です。内科経験もあり。メンタルヘルス、人生のこと 、思索、エッセイ、旅、音楽、ギター、ひとり言 etc.  息抜きに読んで頂ければ幸いです。3.11以降は、原発関連の情報中心です。
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    若いお母さんの相談です。

    母 「(二人姉妹の)上の子ども(7歳)の食べ残しが食べられないんです」
    私 「家族以外では?」
    母 「他人と一緒のお皿では・・・、やっぱりダメです。汚いかなと思って」
    私 「他の人が?」
    母 「いや。自分の方が・・・」


    私 「拒食や過食の経験は?」
    母 「あります」
    私 「その時、お母さんとの関係は?」
    母 「何も相談できなかった。イジメられてたことも・・・。お父さんに相談して・・・。お父さんが買ってきてくれたジュースとかは飲めました」

    母 「○○(上の子)が3歳の頃の反抗期に、『パパの方が好き』って・・・」
    私 「今でも、自分が嫌われるんじゃないかって思う?」
    母 「思います」
    私 「じゃあ、○○ちゃんが嫌いというより、自分の方が○○ちゃんに嫌われてるんじゃあないかって・・・?」
    母 「うん。そうかも」 


    母 「小学生の給食の時、グループで机くっつけるでしょ。私だけ机を離されて・・・」
    私 「どう思いました」
    母 「自分は汚いんだって・・・」


    私 「拒食の時は、お母さんよりお父さんの方が好きだった?」
    母 「そうです」
    私 「でも、本当はお母さんに話を聞いてほしかった」
    母 「そうそう」
    私 「ちょうど反抗期の○○ちゃんみたいに・・・」
    母 「あっ。そっかぁ・・・。○○も『本当はママに甘えたいのにっ!』て言うんですよ」


     もともと、摂食障害の相談で来られたのではありません。けれども、いろいろ話を聞いていると、実は拒食症や過食症の時期があったという若い人は、結構多いものです。そして母子関係だけの問題とは限りません。このお母さんの場合、小中学校でのイジメが、これまでの様々な症状の原因として、かなり大きいと思われるのです。

     また父親やパートナーの「母性」によって支えられ、回復してきたというのも興味深い事と思います。




    【2010/09/28 18:27】 | メンタルヘルス
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