心理カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)もやっている精神科医です。内科経験もあり。メンタルヘルス、人生のこと 、思索、エッセイ、旅、音楽、ギター、ひとり言 etc.  息抜きに読んで頂ければ幸いです。3.11以降は、原発関連の情報中心です。
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     かつて・・・。(「かつて」に重い意味も無いけれど)

     かつて、「女の解放」を「エロスの解放」と結びつける思潮があった。

     女の肉体や「産む性」や、女のあるがままの感性。男や「家族」や「家庭」や社会によって抑圧されない、原初の「女性性」や「母性」の解放を訴える人々がいた。

     彼女らのラディカリズム(根源性)は、「家族」制度そのものを、社会システム、経済システムそのものを、「男」たちによって作られた抑圧装置としてはねのけようとさえしていた。それは歴史の中で抑圧してきた(=されてきた)男の感性をさえ、揺さぶる質を持っていたと思う。

        http://www.linelabo.com/han/no002fukami.htm

     「ジェンダー論」を聞きながらがっかりするのは、まさにその「根源性」が抜け落ちた形式主義だからなのか・・・。「抑圧からの解放」という、潔く晴れ晴れとした、感性に訴える力が全くないのだ。エロスの解放ではなく、脱エロスともいうべき無機質さを感じてしまう。

     アニメのヒロインよろしく、内股ーX脚で歩く若い女性を観て、絶望的な気分になるのと同様の感覚を持たされてしまう。まるで纏足(てんそく)を履かされた古い時代の中国の女性のような姿・・・。
     男に媚を売る「可愛さ」のために、何故自らの健康や、女の肉体の自然を抑圧するのか?!
     

     「男たちによって作られた抑圧装置」は、いまや男自らの首をも締めはじめている。否、そもそも「男たちによって作られた」のではない。「一部の男と女たち」によって作られたにすぎない。と言えば、かつての「階級史観」と言われるかも知れないが・・・。

     「女のエロスの抑圧」は、現実的にも論理的にも「男のエロスの抑圧」と裏表の関係にある。
     

     いまになって、改めて思い直す。

     エロスの解放。
     それこそ、現代の日本の男性に最も必要とされているものではないのか・・・?




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    【2011/02/16 10:24】 | 社会
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