心理カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)もやっている精神科医です。内科経験もあり。メンタルヘルス、人生のこと 、思索、エッセイ、旅、音楽、ギター、ひとり言 etc.  息抜きに読んで頂ければ幸いです。3.11以降は、原発関連の情報中心です。
    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

     戦争の前に敵方の士気の高さを吟味することが、「情報」の語源だと聞いた事があります。「士気の高さ」とは、一人一人の兵士がどれだけの意思と情熱、あるいは忠誠心をもって事に当たるか、つまり技術や戦術、戦略以前の「人間の意志や情念の力」です。如何に大勢で強力に武装した軍隊といえども、士気が低ければ容易に離散、敗走してしまいます。 

     錯綜する情報の波の中で溺れそうなとき、私たちは本当の情報をどうやって見分けたらいいのでしょう。

     私たちは「情報」を単に客観的に、知的に、冷静にインプットしているわけではありません。どんな「情報」であれ、人間が伝えている以上、様々な主観や感情が含まれています。

     事故直後の数日間、「5つの壁があるから、放射性物質は漏れようがありません」と、東大、東工大、京大の教授、准教授の専門家たちが、いかにも冷静に語っていました。

     その後、プルトニウムの排出が公表され、原子力安全保安院の審議官が発言しました。
     「放射性物質を外にださないための、強固な『5つの壁』が破られた。そういった意味では憂うべき事態です。」

    <原発事故 「五重の壁」が破れたことの意味>


     この一つをとっても、どの「情報」を信頼すべきか。どういう行動をとるべきかが、正反対にさえなりえます。



     その「情報」を誰が、何のために、誰に向かって伝えようとしているのか。そのことはとても重要だと思います。政府高官や東電や、彼らと利害を同じくする「専門家」が原発推進政策を守り、国民を操作するために流す「情報」は、とても有害です。

     チェルノブイリで「被ばくが原因で死亡したのは、そのうち28人だけ。」とのたまうような「専門家」の言う事など、明らかに嘘の「情報」です。
     「成人が一度に千ミリシーベルトを被ばくすると、がんの発症リスクが1・6倍に上昇するが、これは非喫煙者と比べた場合の喫煙者に生じる危険性と同レベルだという。」(国立がん研究センター 祖父江友孝がん情報・統計部長)そんな不謹慎な比較ができる神経からして、彼らが決して被災者や国民の命の事など、考えているのではない事が、直感的に分かってしまいます。
    http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/2218263/




     国民、特に被災者は、直感的にそのセンサーを働かせています。
     そして同じ経験をした人々は、しっかり私たちのために、とても大切な情報を発信してくれています。




    ナターシャ 





    【2011/03/30 12:53】 | 社会
    トラックバック(0) |
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。