心理カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)もやっている精神科医です。内科経験もあり。メンタルヘルス、人生のこと 、思索、エッセイ、旅、音楽、ギター、ひとり言 etc.  息抜きに読んで頂ければ幸いです。3.11以降は、原発関連の情報中心です。
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     「風評被害」という言葉が頻繁に使われ出して、私は強い違和感を感じています。

     根も葉もないデマによって、誰かが被害を被ることを表現する言葉だと思っていたのですが。

     あまりにも、不適切かつ無責任な表現だと思います。

     もちろん、放射性物質を恐れて救援物資が届かなかったり、感染症でもないのに被災者だということで接触を避けられたりするのは、ナンセンスですし、あるまじき事です。けれども、それらの現象の根本的な原因は、一般の人々による「思い過ごし」や「過度の不安」以前のこと。
     つまり原発事故そのものと、その現実に対する政府と東電の言動にこそあります。「間違った事実」や「誤った情報」を与え、「敢えて報せな」かったりしてきたのは、政府と東電とそれに連なる御用学者たちです。


     「日本の原発は絶対安全」と言い張って建設し、これまでにもいろんな事故を隠蔽し、この期に及んでも様々な重要な情報を隠し続け、3号炉にチェルノブイリ以上の大量のプルトニウムがあることは、この間敢えて公表してこなかった、東電と政府の「隠蔽」と「情報操作」に対して、被災地はもちろん、日本人だけでなく世界中の人々が、「公式発表」を信用しなくなってしまっているのです。

     「現時点では健康被害はない」と言っても、では数十年後に発癌するリスクについては決して言及しません。あるいは数時間以内にも炉内で大きな変化が起こりえる可能性についても語ろうとしませんでした。

     突然、県単位で「出荷停止」の指示を出しながら、「人体に影響を及ぼす数値ではないので、過剰な反応のないよう冷静に対応してほしい」と矛盾した事を言う。これは精神科で言うところの「ダブルバインド(二重拘束)」と同じで、心理的にはとても有害です。「よほど、言いにくいような、ヤバイ事があるに違いない」と、あらぬ妄想さえかき立てさせてしまいます。




     「風評被害」という名の風評被害こそ用心すべきだと思っています。


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    【2011/04/01 12:50】 | 社会
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    たかちゃん
    そうなんです。
    仰る通りだと思います。
    水や空気は当たり前に飲んで吸って…。
    それが出来なくなりつつあります。

    政府発表をどこまで信じてよいやら、
    長いスパンで考えた時、今大丈夫だと言われても、明日以降の見通しが立てられないのですから…。

    今も普通に水道の水を飲んでいます。
    飲むしか他に方法がないので、
    仕方なく飲んでいます。

    ウオーターサーバーを買う人も増えるでしょうね。安心の為に…。
    でも、みんなが買えるわけじゃありません。

    この国がこうなって行くのを、なんとなく
    察知しながらも、手を打たなかった「私たち」にも、責任はあるのだと思います。


    アポロン
    そうですね。

    最終的には「私たち」の責任なのだと思います。

    「私」自身が、、、「私たち」自身が、かわらなければいけないのだと思います。


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