心理カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)もやっている精神科医です。内科経験もあり。メンタルヘルス、人生のこと 、思索、エッセイ、旅、音楽、ギター、ひとり言 etc.  息抜きに読んで頂ければ幸いです。3.11以降は、原発関連の情報中心です。
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     こんな記事を見ると、その地に住み、その地を守ろうとする先人の知恵の尊さに感心します。
    http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110403-OYT1T00599.htm
     
     近代化が進むにつれ、そのような知恵や伝統が失われ、「科学技術」こそが最も信頼される「知恵」になってきたのでしょうが・・・。

     福島原発でも無人偵察機が使われたようですが、日本の災害の裏側で、アメリカはとんでもない殺人兵器をリビアで使い始めました。無人の偵察機や爆撃機です。

     アメリカの軍事・科学技術の「進化」を見てぞっとしてしまうのは、そこに「人間」がいないことです。すべてを機械やロボットに代替していく発想。自動洗濯機、自動販売機、そして自動殺人機・・・。それらはアメリカの歴史・文化と関係があるのかもしれません。

     地球と人類との長い関係の中で培われてきた、共存の知恵がどこかで失われてしまったように思います。

     50~100年単位で、環境計画を立てるドイツや欧州との違いも痛感します。それ以前の長い歴史の蓄積の上に、「近代」が成り立って、融合しているからでしょうか。人間社会が存続するということの、極めて根本的な土台は決してないがしろにされていないように思います。


     本来「道具」から「技術」が発展したきたのですから、根本的には人間の身の丈にあった「技術」が最も「進化」した技術なのだと思います。

     少量の物質や人口的に作られたプルトニウムを一カ所に集めて、極めて大量のエネルギーを作り出すという、その発想そのものが、「効率」はよくても「安全性」は低く、かつ想定外の暴走に対して、手の打ちようがなくなります。



     人間の身体は、放射能や大津波や大地震に耐え得る身体に急速に進化したりはしません。その根本的であたりまえの「人間観」が、どこかで破壊されてきたように思います。

     今回の地震で古い建築物を点検した時にわずかな隙間を見つけた大工が、棟梁に告げると、一喝されたそうです。

     「バカヤロウ!その隙間は100年後には、ぴったりくっつくんだよ!」

     そこまで自信をもって、原子力発電のことを語れる「科学者」はいるのでしょうか。


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    【2011/04/05 12:46】 | 社会
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