心理カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)もやっている精神科医です。内科経験もあり。メンタルヘルス、人生のこと 、思索、エッセイ、旅、音楽、ギター、ひとり言 etc.  息抜きに読んで頂ければ幸いです。3.11以降は、原発関連の情報中心です。
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     3.11以降、それぞれの人たちが、それぞれの「立場」で情報の出し入れの取捨選択をしているかのようにも思えます。政府、企業、自治体、市民、被災者、母親、父親 etc. 複雑に分裂・錯綜しているようにも見えます。

     もしも自分が東電社員だったら、ひたすら会社を信じ続けるかも知れません。不況の波に押し潰されそうな会社に勤めていたら、日本経済の減速に繋がるかも知れない原発廃止は認めたくないかも知れません。たまたま何千年に一度あるかないかの一過性の事態に過ぎない、人間の責任ではなく天災だと、そう思いこみたくなる科学者もいるかも知れません。

     子どもがいるけど、住宅ローンがあって避難できない被災地の家族は、事故の帰趨と子どもたちの未来をより楽観的に考えたくなるかも知れません。

     それを防災心理学では「正常性バイアス」というのだそうですが…。
     


     日々、私たちは小さな嘘をついています。会社でも家庭でも…。
     言ってる事とやってる事がちぐはぐだったりもします。そんな小さな嘘が積み重なれば、大きな嘘も平気になってしまうのかも知れません。

     「心優しく」、「心正しい」、「科学の子」、『鉄腕アトム』。核融合のエネルギーで空を飛び、妹の名は『ウラン』。1951年からその漫画が連載されはじめた翌年、1952年4月には、日本でも原子力研究が解禁となりました。
     1963年、東海村で日本初の原子力発電が行われた時も、『鉄腕アトム』は人気漫画でした。


     はじめは、「明るい未来」を作るための「小さな嘘」くらいに「絶対に安全です」と、言っていただけなのかもしれません。それが実際に小さな事故が繰り返し起こってしまうと、とにかくその度に隠蔽するのが当たり前の習慣になってきたのでしょう。

     国際的な注目の中でも、平然と隠蔽し続けることができると思い込んだのでしょうか。あるいは「健康被害は少ない」とか「喫煙よりまし」なんていう妄言が、長い年月を経て自分たちの頭の中では「真実」の箱に入れ直されて、自己修正が効かなくなってしまったのでしょうか。


     事故の収束もおぼつかない今、原発を再稼働させようとしています。 
     どうも最悪のパニック状態に陥っているのは、政府や東電自身であるように思えてなりません。いま、真っ先にやらなければならない現実を否認して、「○○の責任」、「電力不足」、「風評被害」が云々と…。

     いまだ収束の見込みもたっていない原子炉の暴走を止めるのが、一番の重大事であるのに。政権がどうとか、東北が、日本がというレベルさえ超えてしまっているのに…。

     いま、絶対に必要なのは「政治家」や「科学者」や「評論家」ではなく「技術者」のはずです。

     「福島原発 暴発阻止行動 プロジェクト」

    http://www.youtube.com/watch?v=WUHn60cMnjY&feature=player_embedded

     強く支持します!!!


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    【2011/06/29 21:31】 | 社会
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