心理カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)もやっている精神科医です。内科経験もあり。メンタルヘルス、人生のこと 、思索、エッセイ、旅、音楽、ギター、ひとり言 etc.  息抜きに読んで頂ければ幸いです。3.11以降は、原発関連の情報中心です。
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     働かずにぶらぶらしている事や人を指して、九州では「すかぶら」と言います。
     
     炭坑の時代には、この「すかぶら」が、とても重要な役割を果たしていました。
     普段、坑内では仕事もせずに、冗談を言ったり無駄口ばかりたたいて、みんなの気持ちを和ませています。周りの者は仕事をしながら、文句も言わず黙ってそれを聞いています。
     この「すかぶら」、実はしっかり坑内全体をスキャニングしながら、異変を素早く察知します。ちょっとした揺れ、水漏れ、臭い等から、落盤や爆発事故の兆候を感知してすぐに仲間に伝えます。ひとつの仕事に集中していたのでは、それは出来ないのです。
     日常茶飯に事故が起こる労働現場では、雇い主が安全対策として決めたわけでもなく、おそらく労働者の自衛手段として自然発生的にそういう役割分担が生まれたのだろうと想像します。


     労働現場や生産現場の危険度が高まる程、安全対策も高度で厳格になるはずですが…。
     今回の事故以前から、原発建設に関わる技術者などは、かなり危機感をもっていたはずです。設計段階から手抜きだらけの原発が、いかに危なっかしい代物であるかを。けれど、彼らの声はねじ伏せられてきました。

     現場を知らない高給取りの「すかぶら」たちに、原発の「安全」を守らせることが如何に危険であるかがよくわかりました。何せ彼らは政府や電力会社の「安全」を守るために「すかぶら」していたのですから。


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    【2011/06/18 00:32】 | 社会
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