心理カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)もやっている精神科医です。内科経験もあり。メンタルヘルス、人生のこと 、思索、エッセイ、旅、音楽、ギター、ひとり言 etc.  息抜きに読んで頂ければ幸いです。3.11以降は、原発関連の情報中心です。
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    私個人としては、ガンダーセン博士が述べておられるように、

    1. 「焼却」そものが根本的に誤った方法であり、認められるべきではないと考えております。

    「放射能汚染されたがれきの焼却を許すことは、基本的に福島事故をまた最初から全部繰り返してることになるのです。せっかく地面に堆積した放射能を、再び空気中へ送り込んでいるのです。」(ガンダーセン博士)

    2. 日弁連の意見書にもあるように、現行法を完全に無視して高濃度の放射性廃棄物を「移動」させる事自体が、認められてはならないということです。これが容認されてしまうと、汚染された食材や車両等も野放図に拡散されてしまうことになります。これは、原発事故における大原則、「人は移動させる。物(放射性物質)は移動させない」の正反対で、汚染を全国に拡散させてしまう最悪の愚行と言えます。

    「放射性廃棄物かどうかを区別する基準については、現行のクリアランスレベルである10μSv/年を基本として定める値(セシウム137については、100ベクレル/kg)によるべきであり、したがって、100ベクレル/kg以上のものについては、放射性廃棄物として厳重な取扱いが必要であるものとすべきである。さらに、8000ベクレル/kgを超えるものについては、その移動・保管の際に、一般公衆の被ばく線量限度である1mSv/年を超えるおそれがあるので、特に厳重な取扱いが必要である。」

     今後、日本の重要な食料庫となるであろう地域も汚染されてしまったら、日本は危機的な状況に陥ってしまいます。


    瓦礫処理問題ー時系列記事のまとめ


    放射能による環境汚染と放射性廃棄物の対策についての意見書
    (7/29 日本弁護士連合会)
    http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/opinion/year/2011/110729_2.html

    【汚染】九州全域で深刻な放射能汚染が発生する懸念、途方も無い危機に瀕している事は一目瞭然(8/10)
    http://savechild.net/archives/6809.html

    高知県内での震災がれき処理「困難」(8/8高知新聞)
    http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=279490&nwIW=1&nwVt=knd

    がれき処理法案 参議院で可決・成立(8/12)
    http://techpr.cocolog-nifty.com/nakamura/2011/08/post-60df.html

    東日本大震災で発生した災害廃棄物は受け入れません(8/8八女市)
    http://www.city.yame.fukuoka.jp/sec/k14/20110816.html

    【資料】全国版の震災「がれき」受け入れに関する要望書(8/15)
    http://savechild.net/archives/7105.html

    放射性物質:7都県で焼却灰から暫定基準超えセシウム(8/27毎日jp)
    http://mainichi.jp/select/today/news/20110828k0000m040062000c.html

    災害廃棄物 受け入れ方針撤回(9/1岐阜県下呂市)
    http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001109010002





    ガンダーセン博士:がれき焼却による放射能拡散について
    http://sorakuma.com/2011/08/30/3057

    そして、今日の最後のポイントです。
    今、北日本全体にセシウムの堆積は拡がっています。
    日本政府は、瓦礫であれ何であれ、1キロあたり
    8000ベクレル以下の放射能であれば、その焼却を現在許可しています。

    これがどういうことかというと、瓦礫約1キロあたり
    毎秒8000核分裂(崩壊)が起こるという意味です。
    そして日本政府は、その焼却を現在許可しているのです。
    アメリカでは、その瓦礫は『放射性廃棄物』とみなされます。
    そして何千年もの間、地下深くへ埋められていなくてはなりません。
    しかし日本では、8000ベクレル/kg以下であれば、
    日本政府がこれを焼却することを許可している…。

    それだけではなく、これはもっと私が当惑しているのですが、
    彼らは混ぜ合わせることを許可している…つまり、
    もしあるサンプルが24000ベクレル/kgであるとして、
    他の2つが放射能汚染のないものであれば、
    日本ではこれら3つを混ぜ、平均して8000ベクレル/kgにする。
    そして焼却が許される、ということになります。

    このことは、多くの深刻な波及問題を含みます。
    まず第一に、基本的にそれは福島原発から出た放射能であり、
    それが今地上に積もっています。
    それが再び空気中に浮遊することになります。

    時間と手間をかけて、その周りの街や、付近の学校、
    除染されたはずの学校の校庭までもが、
    そのような瓦礫の焼却により、再びセシウムが堆積していっています。

    日本では今、このような焼却を行ういろいろな地域から出た放射能の雲が
    これまでクリーンだった地域や、低レベル汚染だった地域を再び汚染しています。
    実際、以前より高い放射能汚染になっているともすうぐ分かるでしょう。

    放射能は日本の国内にとどまりません。
    もちろん太平洋の向こうの国々の北西、太平洋沿岸をも汚染します。
    ですから、放射能汚染されたがれきの焼却を許すことは、
    基本的に福島事故をまた最初から全部繰り返してることになるのです。
    せっかく地面に堆積した放射能を、再び空気中へ送り込んでいるのです。

    また、地面へ積もった放射能が河川へ流れ込んでいる、というデータもあります。
    そして、それが海洋へと流れています。
    福島原発からかなり遠い海へまでも。
    ですから、福島原発の現地に注目している間に、実際には今、
    ずっと遠くの河川で放射能が見つかっていますし、
    それはまた海洋を汚染しつつあります。

    日本は今問題を抱えています。
    それも難しい問題です。
    しかし、その難問を解決するためには、
    まずはじめに、そこに難問があることを認識しなくてはいけません。

    今のような日本政府の、問題の重大さを無視し続けるという態度は、
    実際には問題を長引かせることになっています。
    そして最初から正しく対処した場合に比べ、
    最終的にもっと費用のかかることになるでしょう。

    日本政府はまず問題、それも重要な問題を抱えていることを認識する必要があると思います。
    また、それを解決するのに膨大なコストがかかることも認識しなくてはなりません。
    もしも…。
    もしも、日本政府が『解決すべき重大問題がある』という認識を持ってことに当たるならばです。

    ありがとうございました。


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    【2011/09/12 22:22】 | 原発
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