心理カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)もやっている精神科医です。内科経験もあり。メンタルヘルス、人生のこと 、思索、エッセイ、旅、音楽、ギター、ひとり言 etc.  息抜きに読んで頂ければ幸いです。3.11以降は、原発関連の情報中心です。
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     「集団自決」や「特攻隊」の話をしても、イギリス人の若者は「理解できない」と言っていた。


     いま、ドイツやフランスに行けば、「日本人は何故逃げないのか?何故怒らないのか?」と不思議がられるらしい。

     議論する程の難しい問題は、何一つない。
     むしろ、余りにも単純明快かつ悲惨過ぎる。
     多くの日本人は、そのあからさまな現実を直視できないのかもしれない。

     東京の友人なんかに、放射能汚染の話をすると「もうそのことは言わないで」と嫌われるらしい。そのくせ、しっかり九州産の野菜を買いあさっていたりする。東京に住む中流階層ほど、極めて「日本人的」な反応をしているようにも思う。
     内心恐れおののきながら、表には出さない。そのくせ、いざと言う時には、他人をおしのけても、ひとり黙って逃げる。

     東北の被災地で、人々が整然と列を作っているのに驚いた海外の人々もいるが、スタンドからガソリンが盗まれたり、地震直後の東京でも一夜にして商店の物が買い占められて無くなったことは、伝えられていないようだ。



     イワシの群れのように、集団で一つの方向に突き進んでいく「日本人」の心性は、案外ここ数十年の間に強化されてきているようにも感じられる。「周囲の目」に対する若者たちの異常な恐怖感、「空気を読ん」で順応しようとする「過剰適応」を見ていると、特に…。

     「本当に友達なら、自分の命だって犠牲にできるはず」なんていうセリフが、若い学生どうしの、日常のなかで発せられたりする。それは<イジメ→自殺>という構図のリアリティーを裏付けているかのようだ。

     大手マスコミと司法が一緒になって、証拠なき「有罪」判決を出して、一人の政治家を葬り去ろうとする。オーム真理教の子どもたちの入学や登校を自治体や教育委員会が拒否する。
     「世間の空気」が認めれば、憲法や法律さえ容易にねじ曲げられてしまうこの国の集団的犯罪。

     そういう無意識の「共謀」の心性が、中国・朝鮮・アジアを侵略していった原動力でもある。
     整然と列をなして進む「おとなしい」日本人こそが、最も残虐な侵略や大虐殺に手を染めた「かつて」の日本人と、本質的にはコインの裏表の関係なのだという事実を、現代の中国の人々は気づいてない。


     電力資本と繋がった殆どの政治家やマスコミの罪が大きいのは当然ではあるけれど、それを容認し、増長させている最大の力は、国民自身のサイレントマジョリティーである。

     いま「沈黙」していることは、やはり罪深い。
     戦前の繰り返しそのままなのだ。

     
     見ようとする意志がなければ被曝による「死者」だって見えない。「因果関係はない」と信じるだけで事足りる。


         隠然たる「殺人」と「自殺」は、現在進行形である。


          <【原発作業員死亡】「対応は東電にお任せしている」 警察権委譲を認める園田政務官>


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    【2011/10/11 23:30】 | 原発
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