心理カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)もやっている精神科医です。内科経験もあり。メンタルヘルス、人生のこと 、思索、エッセイ、旅、音楽、ギター、ひとり言 etc.  息抜きに読んで頂ければ幸いです。3.11以降は、原発関連の情報中心です。
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     梅雨に入って、ぱったりと外来患者さんの数が減りました。木の芽だちの頃の忙しさが、まるで嘘のように…。臨床現場では毎年のことですし、一般にも木の芽だちの頃、精神的に不安定になり易いのは、昔からの常識なのです。が、精神医学の世界では、未だにその理由は解明されていません。

     中医学や漢方では、地上全体の気の流れの急激な変化の時期は、人の心や体も不調を起こし易いと説明されますが…。

     昨年は空梅雨(からつゆ)だったのが、今年はなんとか雨が降り始め、庭の紫陽花なんかはとても嬉しそうに咲き誇っています。

    紫陽花


     入学から幾分学校に慣れ始めた小学1年生たちの間では、そろそろ人間関係の地図が作られ始めているようです。気候の変化だけではありません。子どもたちのこころの世界も、僕らの頃にはあり得なかった現象が、起こっているようです。

     梅雨といえば「水」。「水」と言えば潤いのある感情、と連想してしまいます。入学当初の <興味津々、お友だちたくさん、別世界の不安 etc. > 的なヴィヴィッドな感覚が落ちつき、お友だちとの、しっとりとした感情が育ち始めてきた頃、一部の子どもたちは、しっかり自分の居場所の確保に心が動き始めるようです。

     「Cちゃんとは、遊ばないで!」と、一番のお友だちBちゃんから頼まれて、「みんな大好き」なAちゃんは、困ってしまったようです。お母さんは、どう言ってあげたらいいのか不安です。「木の芽だちの頃は、不安定になる方が多いんですよ」の一言で妙に納得して帰られる患者さんは多いのですが…。はてさて…。僕は何と言うべきなのか…。

     『梅雨時の子どもたちは、心も湿りやすいんです~』
     とは、さすがに言えませんでした。



    【2010/06/15 13:51】 | メンタルヘルス
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