心理カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)もやっている精神科医です。内科経験もあり。メンタルヘルス、人生のこと 、思索、エッセイ、旅、音楽、ギター、ひとり言 etc.  息抜きに読んで頂ければ幸いです。3.11以降は、原発関連の情報中心です。
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     いしだ壱成氏のブログに、1986年のチェルノブイリ原発事故直後、当時小学生の彼が機動隊員に殴られたことなどが書かれていた。

     「全国から四国は高松にある四国電力本社前へ(出力調整運転)実験中止を訴えようと、数えきれない人たちが座り込みに集まっていた。」

     その中に、医学生の私もいた。
     四国電力本社の一室に数十人が入り込んで、抗議文を職員に手渡した。もちろんこんな時「一般ピープル」の前に社長や上層部の人間なんか出てこない。
     警備の職員の他に四国電力側の社員はいたのかいなかったのかさえ覚えていない。そんな扱いだった。現場で「母親」たちが怒りを抑えながら一生懸命訴え続けた。「自分たちの子供の命に何かあったらどうしますか?!あなたにも子供はいるでしょう!」
     警備職員は涙を流していた。同じ気持ちだったに違いない。

     いま、福島原発の職員の人たちも、とても複雑な気持ちだろうと思う。すべての原子炉が廃炉になったら、仕事がなくなって家族を養えなくなる。けれどこれ以上ひどい状況が続けば、子供の健康や命さえも危ない。



     世界の原子力政策をみるとき、どうしても背後にある大きな力を感じざるをえない。今回の事故に対する、日・米・仏・露いりまじった対応の奇妙さも気にかかる。

     「石油資本」と同じ様に、世界レベルでの「原発・核兵器資本」の動きがあることは間違いないだろうと思う。これは、技術や思想の問題以前に、「階級」の問題と考えた方がいいのかもしれない。彼らにとっては、「一般ピープル」の生死は、それほど大きな問題ではない。現にチェルノブイリ事故で多数の死者が出ても、世界の原発建設は止まなかった。

     もしあの時点で、原発建設が止まっていたなら・・・、少なくとも今回の大惨事は起こらなかった。

    「2000年4月26日の14周年追悼式典での発表によると、ロシアの事故処理従事者86万人中、5万5千人が既に死亡した。ウクライナ国内(人口5千万人)の国内被曝者総数342.7万人の内、作業員は86.9%が病気に罹っている。
    周辺住民の幼児・小児などの甲状腺癌の発生が高くなった。」(チェルノブイリ原子力発電所事故 - Wikipedia)


       

    【2011/03/31 13:23】 | 社会
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