心理カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)もやっている精神科医です。内科経験もあり。メンタルヘルス、人生のこと 、思索、エッセイ、旅、音楽、ギター、ひとり言 etc.  息抜きに読んで頂ければ幸いです。3.11以降は、原発関連の情報中心です。
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     人生で大切な五つのアイウエオは

     <安眠、色気、運動、笑顔、おしゃれ>

    と、あるお坊さんが仰ったそうです。で、昨日のWMC( Wise Men's Club )のテーマは、「色気」でした。 語りだすと、これがなかなか深~いテーマであることに気がつきました。

     エロスでも色情でもセクシィでも「エロかわいい」でもなく、「色気」です。



     たとえば某歴史学者から「あの人は色気が無いからダメ」と評され、実際に失脚した某総理大臣の話。

     色に対する人間の感情反応。
     オレンジは食欲を刺激し、かつ飽き易い色なのだそうです。なので、客の食いつきが良く、かつ回転が速い。業界では常識だそうで、そういえば回転の速い有名外食チェーン点の、看板や椅子の色は確かにオレンジ・・・。
     どこの国でも葬式には無彩色(白、黒)を使う。色が無いことは、死をイメージさせ、逆に色があることは生をイメージさせる。
     そんな色彩心理の話。

     認知症の高齢女性にお化粧をさせたら、オムツがはずせたという話。若い精神病の女性患者さんにお化粧をしてあげると、症状が良くなっていった話。精神科病棟で、回復期の患者さんの表情、しぐさに「色気」が出て来ること。

     江戸時代から、着物の裏地に絵柄をつけるのが、オシャレで粋なファッションであったこと。隠し秘める事で、むしろ引き立つ「色気」。

     成果主義、「できるできない」を基準に頑張る、近頃の30代くらいの若い人たちから「色気」がなくなってきたこと。気持ちにゆとりが無くなると、「色気」も無くなってくるらしいこと。気持ちがワクワクしていることが「色気」の必須条件であるらしいこと。

     逆に今の20~40代あたりの女性から見ると、団塊の世代以前の父親や、戦争をくぐり抜けて来た、お爺いちゃんの世代の方が余程オシャレな男が多かったようです。

     ちなみに個人的嗜好ですが、東京の雑踏の中を歩いていて、男にも女にも「色気」を感じることはありません。本当の意味での「生きる」活力が感じられないのです。そして、中年の働き盛りの男性から「色気」がなくなってきたように思います。

     沖縄やアイルランドから、優れたミュージシャンが出るのは何故か。
     物がなくて、貧しくて失業率が高くても、心豊かにつながり合って生きていることが、「歌心」や「色気」につながる大きな要素なのではないかという話。




     参加者は生後1歳半から80代の男女で、食べながら、飲みながら8時間近く・・・。
     
     いずれにしても、男女、年齢に関わり無く、「色気」は生きていく上でとても大切な要素です。

     日本語の「色気」にぴったりあてはまる外国語は・・・、多分なさそうですね。 
     微妙なニュアンスとイメージの広がりを兼ね備え、とても繊細で深く、極めて感覚的にしか表現しようのない「色気」。その意味を探るだけで、一冊の本が書けそうに思いました。


    【2010/06/28 07:52】 | メンタルヘルス
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    No title
    さとP
    色気・・・
    確かに日本語でしか表わせないかも。

    色気って人間的魅力  かなって気がします。

    どんなに偉い人でも、頭のいい人でも
    成功している人でも
    「人間的な魅力」がないと惹かれませんよね~~

    だから私の周りは色気のある人たくさん。
    お互い、中高年からの色気を
    追及していきましょう。

    No title
    アポロン
     そうですねぇ。男女の間だけじゃないんですよねぇ。男が男に色気を、女が女に色気を感じますからね。80歳や90歳の方にも色気を感じますしねぇ。
    能や歌舞伎で男が女役を演じる。女心を女性の言葉のままに男性が歌う。その逆もある。よくよく考えてみれば西洋文化にはない美意識ですね。
     内なる女性(アニマ)、内なる男性(アニムス)を自覚すればこそ、生まれる文化のように思います。より内面的な「性」を感受する心が、日本人には強いのかもしれません。インド・ヨーロッパ系の言語のように、言語にまで「性」を当てはめたりもしませんし。
     そしてまた、何故「色」なのか???日本人は色に対する感受性がとても繊細なのでしょうか?
     「色々」考えさせられますが、「色即是空」なので、茫漠として捉え難いところもあります。

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    この記事へのコメント
    No title
    色気・・・
    確かに日本語でしか表わせないかも。

    色気って人間的魅力  かなって気がします。

    どんなに偉い人でも、頭のいい人でも
    成功している人でも
    「人間的な魅力」がないと惹かれませんよね~~

    だから私の周りは色気のある人たくさん。
    お互い、中高年からの色気を
    追及していきましょう。
    2010/06/28(Mon) 19:09 | URL  | さとP #-[ 編集]
    No title
     そうですねぇ。男女の間だけじゃないんですよねぇ。男が男に色気を、女が女に色気を感じますからね。80歳や90歳の方にも色気を感じますしねぇ。
    能や歌舞伎で男が女役を演じる。女心を女性の言葉のままに男性が歌う。その逆もある。よくよく考えてみれば西洋文化にはない美意識ですね。
     内なる女性(アニマ)、内なる男性(アニムス)を自覚すればこそ、生まれる文化のように思います。より内面的な「性」を感受する心が、日本人には強いのかもしれません。インド・ヨーロッパ系の言語のように、言語にまで「性」を当てはめたりもしませんし。
     そしてまた、何故「色」なのか???日本人は色に対する感受性がとても繊細なのでしょうか?
     「色々」考えさせられますが、「色即是空」なので、茫漠として捉え難いところもあります。
    2010/06/28(Mon) 21:21 | URL  | アポロン #-[ 編集]
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