心理カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)もやっている精神科医です。内科経験もあり。メンタルヘルス、人生のこと 、思索、エッセイ、旅、音楽、ギター、ひとり言 etc.  息抜きに読んで頂ければ幸いです。3.11以降は、原発関連の情報中心です。
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     先日、「脱原発」関係の集まりがあって、たまたま障害者のボランティアに来ていた二人の女子大生たちから聞いてみた。

    私  「原発の作業現場での死者は何人か知ってますか?」
    学生 「3人だったと…」
    A氏  「事故は収束したと思ってますか?」
    学生 「収束したと思います」
    B氏  「コンビニのおにぎり食べるのに抵抗ないですか?」
    学生 「ありません」 

     福島県や東北の高線量の地域で、女子中学生がクモ膜下出血で亡くなった事や、男子高校生がバスケットをしている最中に突然死した事とかは、もちろんご存知ありませんでした。
     
     「震災と事故のあとはニュースとか見てましたけど…、今はもう…」

     彼女たちの中では、3.11以前の日常が戻ってきている。

     恐らく学生だけの事でなく、日本の殆どの人たちがそうであるに違いない。「3.11以前の日常が戻ってきている」人々にとっては、原発や放射能汚染は関心の外に追いやられてしまったのだ。

     かつてとは違って3年生から就活に突入する多忙な学生たちにとっても、「世界」に関心を持つ暇などはなく、日々の「私」的日常を生きるのに精一杯で、取り入れる情報の優先順位は自ずと厳選される。連日の報道で騒がれるのでもなければ、「原発事故」はもはや「過去の事件」なのだろう。

     大手メディアの罪は大きいと思う。

     沖縄以外では戦後日本最大の集会とデモのあった 9月19日、NHKは「冷温停止前倒し」という、東電の意味不明の戯れ言に報道の時間を割いた。というか、この6万人の「脱原発集会・デモ」を「過小評価」せんがために、東電と政府と大手メディアが意図的に小賢しい印象操作を強行したとも言える。

     『日常』はもはや存在していない。
     
     否、3.11以前に信じていた『日常』こそ、巧みな虚構の上に演出されていただけなのだが…。人類史を塗り変えるような非日常の中で未だに『日常』が演じられ続けているという現実に、私は奇妙な吐き気すら催す。



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    みんなで考える原発講座3
    チェルノブイリ原発事故からフクシマへ
    ~これから起こる本当のことは?

    11月26日(土)14時~16時
    講師:清水 功也(しみず いさや)氏
    参加費:無料
    会場:イイヅカコミュニティーセンター 3F 303号室
    託児あり 要予約
    主催:原発知っちょる会
    問い合わせ(託児の予約等):0948-22-1794(山口)、shicchorukai@gmail.com



    【2011/11/23 18:11】 | 原発
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