心理カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)もやっている精神科医です。内科経験もあり。メンタルヘルス、人生のこと 、思索、エッセイ、旅、音楽、ギター、ひとり言 etc.  息抜きに読んで頂ければ幸いです。3.11以降は、原発関連の情報中心です。
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     子育て中の母親たちが、最もアクティヴに動き続けているのは、子どもの命を守るという「もっとも優先順位の高い日常」の中に、原発と放射能汚染という鉛弾が打ち込まれたからだと思う。学生にとっては授業と就活、サラリーマンにとっては自身と会社の業績の方がはるかに優先順位が高くなる。

     そんなことで心と頭が一杯の人たちに、原発や放射能のことを言っても、彼らの耳は自動的に塞がる。みんな、余りに忙しすぎて自分の事に精一杯だ。「不安を煽るな」という心情は、まさにそんな「私」を防衛するための心理的反応だとも言える。「安心」だと思えるほどの確かな根拠も無く、本当は不安だからこそ、「これ以上不安な気持ちにさせないで欲しい」のだと思う。

     「安心」と思いたい気持ちと、現実と真正面から向き合いたい気持ち。福島や東北に限らず東京や関東に住む人々の心理的葛藤は、寧ろ遠くにいる方が見え易かったりするのかも知れない。



     少し考える人たちは、「もともと放射能はあったのだから」とか、「原発がないと経済が落ち込むから」とか、言い訳を考え出してみるのだけれど、その反論も、起こっている現実と対比すると、滑稽なくらいにみすぼらしい。

     日本で最も危険とも言われる玄海原発が再稼働した佐賀県の小学生が、「原発をなくせば、幸せになれる」みたいな作文を書いたところ、担任の教師が生徒の目の前で、その作文を引き裂いたという。「原発のおかげで豊かになれる!」と怒鳴られたそうだ。
     これを「ヒステリー」と言わず、何と言うのだろう。自身がすがりついているものの虚構性が、小学生の目にも明らかになっている現実に直面してしまった困惑と不安と憤りが、そんな大人げない行為を生み出したに違いない。

     ある者たちは言う。「放射能を必要以上に怖がる恐怖症、集団ヒステリー」と。しかし彼らこそが、一種の混乱状態、否認と思考停止状態に陥っているのだと思う。

     いや、数十年にわたる「原子力安全」洗脳を受け続けて来た私たち「原発真理教信者」が、マインドコントロールから抜け出すのは、そう容易いことではないのかも知れない。

     とりわけ原子力と「便利な生活」がセットになって育って来た若い世代にとっては…。

     
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          みんなで考える原発講座3
      「チェルノブイリ原発事故からフクシマへ」
        ~これから起こる本当のことは?

    11月26日(土)14時~16時
    講師:清水 功也(しみず いさや)氏
         1975年 和歌山県生まれ
         元東京女子大学非常勤講師 福島原発事故後飯塚へ転居
    参加費:無料
    会場:イイヅカコミュニティーセンター 3F 303号室
    託児あり 要予約
    主催:原発知っちょる会
    問い合わせ(託児の予約等):0948-22-1794(山口)、shicchorukai@gmail.com
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    【2011/11/24 20:51】 | 原発
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    2011/12/02(Fri) 22:37 |   |  #[ 編集]
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