心理カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)もやっている精神科医です。内科経験もあり。メンタルヘルス、人生のこと 、思索、エッセイ、旅、音楽、ギター、ひとり言 etc.  息抜きに読んで頂ければ幸いです。3.11以降は、原発関連の情報中心です。
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    3.11から10ヶ月。

    原発事故は現在進行形です。


    故郷があるのに、そこを立ち去らねばならない人々。
    故郷そのものを、大波に奪い去られた人々。

    家族を失い、心のふるさとを失った人々。
    失意の果てに、自ら命を絶った人々。




    それは、3.11以降の一地域だけのことではないようにも思います。
    「家」も「ふるさと」も失ってしまった人々が、
    都会のアパートや田舎の一軒家や、施設や病院の中にもいます。



    「ふるさと」は、人と人との繋がりの中に、
    絆の中にこそあるのだろうと思います。



    取り返しようのない命や大地に向かっては、なすすべもない。
    人間というもののか弱さを、
    私たちは改めて思い起こすことになりました。

    弱さを認めない私たち人間の傲慢さが、
    これ程巨大な事故を引き起こしてしまったのだと思います。

    汚された森や田畑や海や大地に対して、
    奪われた人の命や犬や小鳥や牛の命に対して、
    私たちひとりひとりは、何をおいてもまず、
    謝らなければならないのだと思います。

    会社やお役所に『謝れ』と言う前に、
    まず私たち自身が謝らなければならないことが、
    あるのだろうと思います。
    謝っても、謝っても、もはや取り返しがつかない程に、
    たくさんの大切な存在たちを、
    私たちは無自覚に侵して来たに違いありません。

    ずっと以前から積み重ねて来た、私たちの過ちの結果が、
    たまたま3.11だったとも思えます。



    私たちは、自らの強さよりも弱さを、賢さよりも愚かさを、
    いま本気で学ばなければならないのでしょう。

    未来は、
    豊かな土地や、巨大な技術や、高性能機械や、巨額の資本の中にはありません。

    私があなたを、あなたが誰かを、愛する心の中にだけ。
    か弱く愚かな人と人の繋がりの中にだけ。

    その中にしか、未来はないのだと思います。




    【2012/01/11 11:11】 | 独り言
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