心理カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)もやっている精神科医です。内科経験もあり。メンタルヘルス、人生のこと 、思索、エッセイ、旅、音楽、ギター、ひとり言 etc.  息抜きに読んで頂ければ幸いです。3.11以降は、原発関連の情報中心です。
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    昨日、「さとうきび畑」記念歌碑完成というブログの知らせが沖縄の友人(先輩)から届いた。


    ぼくは、「さとうきび畑」は、2番までしか歌えない。泣いてしまうからだ。

    ちょっと前には、沖縄の元漁師、玉城文吉さん(87歳)が「無情ぬ嵐」という琉歌を作られた話が語られていた。宮城県南三陸町の防災無線で最後まで避難を呼びかけ、津波の犠牲になって亡くなった遠藤未希さん(享年24歳)への思いを詠んだのだという。

    沖縄の人々は、今回の東北や「内地」での出来事に、強い関心をもっているように思います。
    歴史を考えれば当然かもしれませんが、「見捨てる」ということが、とてもできないのだと思います。
    「見捨てられる」痛みを、日本で最もよく知っている人々だからだと思います。

    「内地」の私たちが、原発のことで騒いでいても、沖縄では米軍基地を巡って10万人を上回る集会があったのですから。



    先日、自身のブログとあるSNSに、福島からの情報を書いたところ、信じられないコメントが寄せられた。例えば、「仕事がなくて、18歳の女の子が時給2000円で、除染のアルバイトをしている」ことについて、「限界集落の若い女性が性風俗に走るのと、どこが違うの」という反応。

    「2チャンネルなんかは、もっとひどいよ」、といわれそうだが、その人物は「立派な」SNSグループに属する、自称東大出身のエンジニアだそうだ。私は、グループ内の他の人たちがどう反応するのだろうかと、様子を見ていたが、何の反応もない。そのことにさらに仰天して、さっさと脱退した。

    議論されている事は、「一見」まともそうなのだが、しきりにICRPの「ALARA原則」が出てくるので、妙に納得してしまった。要するに、東北、福島、被曝者切り捨て政策を、いかに合理的にローコストで、かつ「科学的」粉飾をほどこして成し遂げるかという目的なのだろう。そのSNSメンバーすべてではないのだろうが、今時の「知的エリート」、「科学者」という人々は相当異常な人格状態にあると見ておいた方が良さそうだ。



    人を差別し、人権を侵害し、他民族を侵略する側に立つ人々にとっては、「18歳の女の子の除染アルバイト」も「本土以上の死者をだした沖縄戦」も、チェルノブイリの子どもたちの被害も、「見捨てられた東北」も、何の痛みにも感じないのだろう。


    現代科学の「進歩」がもたらした最大の害悪は、核兵器や原発や環境破壊以上に、人間の心の破壊であるに違いない。
    「科学」=「悪」なんて言っているのではない。必要以上に「科学的に」と言う人には気をつけなければならないと思う。いまだに「放射能安全神話」を説いているこの国の「最高権威」の学者は、しきりに「国際的な科学的合意」を主張しています。要は「ICRPやIAEAの印籠が目に入らぬか」という以外に能がないというだけの事ですけど。

    何しろ、いま私たちが遭遇している現実は、最先端の科学でも、「国際標準」でも解明されていない事態なのですから。



    注:1954年には、被曝低減の原則を「可能な最低限のレベルに」(to the lowest possible level)としていたが、1956年には「実行できるだけ低く」(as low as practicable)、1965年には「容易に達成できるだけ低く」(as low as readily achievable)と後退した表現となり、「経済的および社会的考慮も計算に入れて」という字句も加えられ、1973年には「合理的に達成できるだけ低く」(as low as reasonably Achievable)とさらに後退した表現となった。これらの基準運用の原則は、頭文字を取って、それぞれ、ALAP(1954年、1956年)、ALARA1(1965年)、ALARA2(1973年)と呼ぶ。(Wiki)


    【2012/04/02 23:20】 | 原発
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