心理カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)もやっている精神科医です。内科経験もあり。メンタルヘルス、人生のこと 、思索、エッセイ、旅、音楽、ギター、ひとり言 etc.  息抜きに読んで頂ければ幸いです。3.11以降は、原発関連の情報中心です。
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    ひどいなあ。
    「福島原発事故で遺伝的影響を心配するのは無用と思える。」だと…。


    ICRPにかなり近いと思われるUNSCEARでさえ認めているのに。

    「原子放射線の影響に関する国連科学委員会」(UNSCEAR)によれば、チェルノブイリ地域では1万2000人から8万3000人の先天性奇形を持つ子どもが産まれ、世界全体で約3万人から20万7000人の遺伝的障害を持つ子どもが生まれている。第一世代に発病する障害は、全発病数のわずか10%と考えられる[残りの90%はそれ以降の世代で発病する]。(「チェルノブイリ原発事故がもたらしたこれだけの人体被害」核戦争防止国際医師会議ドイツ支部[著]、p.10)


    <「膨大な」「ネズミの実験をもとに出した数値」を根拠に、「放射線の遺伝的影響」はない>のだそうだ。
    よくも、こんなひどい記事を…。

    やっぱり朝日新聞はとんでもない「原子力ムラ」新聞だ。
    東大理学部物理学科卒、日本科学技術ジャーナリスト会議副会長の肩書きも持つという高橋真理子編集委員は、東京電力発行の雑誌にも関っていたそうだ。
    東電に関わると、脳みそまで腐るのだろうか。





    (4月12日、朝日新聞朝刊 大阪本社版 記事全文、引用開始)
    *************************************************************
    〈記者有論〉女性と放射線―心配しすぎる必要はない
    ■高橋真理子(編集委員)
    将来、結婚できないのではないか。そんな不安が消えないと福島の若い女性が言うのを聞くと、いても立ってもいられない気分になる。
    放射線と聞けば、多くの人が遺伝的影響を心配する。低線量の影響は「よくわかっていない」と繰り返し語られ、「だから心配」と感じるのもよくわかる。だが、過去の論文や学術報告を見ると、福島原発事故で遺伝的影響を心配するのは無用と思える。

    広島・長崎の調査では、妊娠初期に200ミリシーベルト以上浴びると子どもに悪影響が出た。それ以下なら出なかったし、ましてや被曝(ひばく)時に妊娠していなかった女性が出産しても、通常の出産と何ら違いはなかった。
    それだけではない。小児がんにかかり、放射線治療を受けて良くなった子どもが長じて出産する例が世界中で増えている。データをしっかり登録しているデンマークでは、元患者と、がんを患わなかったその兄弟姉妹から生まれた子の染色体異常を調べ、治療で相当の放射線を浴びても次世代の染色体異常を増やすことはないと確かめている。
    原爆を投下された私たち日本人は、放射線の遺伝的影響に対する心配を共有してきた。放射線をハエに当てたら突然変異が起きると戦前から知られていたからだ。

    戦後になり、数百万匹のネズミに放射線を当てて影響を調べる実験が米国で展開された。子に突然変異が現れる頻度と放射線量の関係を探る過程で、放射線を少しずつ当てた場合や当てて時間をおいた場合には突然変異が起こりにくくなることがわかった。
    国際放射線防護委員会(ICRP)2007年報告は遺伝的影響を1000ミリシーベルト当たり0.2%としている。「ネズミの実験をもとに出した数値」(ICRP国内委員の大分県立看護科学大学の甲斐倫明教授)だ。

    ICRPに対する批判もあるが、膨大な実験結果をもとに国際的な議論を経て出した数値には重みがある。福島県による1万人調査では、住民の外部被曝はほとんどが20ミリシーベルト以下、圧倒的多数は2ミリシーベルト未満だ。内部被曝はさらに小さい。
    遺伝の仕組みは、20世紀後半に理解が急速に進んだ。人は誰もがDNAにたくさんの変異を持って生まれてくる。それが21世紀の私たちの常識のはずだ。女性たちが人生の選択を自ら狭めないよう、また周囲にも偏見が生まれないようにと強く願う。
    *************************************************************
    (引用終わり)



    【2012/04/23 12:12】 | 原発
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    詩人の一言
    冬野雪
    「原子力発電所」なんて
    考えついたのは
    科学者の脳みそが
    弱っているせいだ

    アルチュール・ランボー詩集より引用

    大新聞はもう全く信用できませんね
    タラの芽天ぷら
    ひどいですね。
    学生時代、薬学関係の国立大学で学んでいました。
    もう20年以上前の話です。
    先生方は確かに、マウスを使った動物実験は人間とは違う結果が出ることが多いから、注意するように、とおっしゃっていました。
    原発事故があってから、放射能はそれほど心配しなくても大丈夫!と、一般の方に信じ込ませたいがために、都合の良い結果の出たマウスの実験結果を持ち出すことが多いように感じます。
    だけど、笑わせるな、と思います。所詮はマウス、人間ではないのです。
    人間について、チェルノブイリの現実をまず参考にすべきです。新聞ひどい。。。何が偏見だ、と思います。
    まず実害を防止するべき、順番が狂っています。
    癌の放射線治療と、原発事故を比べるのも、あきれるほどばかげています。
    放射線治療では、正常細胞になるべくダメージを与えないように、考慮しているんです。
    それに比べて、原発事故の被曝は、全身くまなくです。


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    この記事へのコメント
    詩人の一言
    「原子力発電所」なんて
    考えついたのは
    科学者の脳みそが
    弱っているせいだ

    アルチュール・ランボー詩集より引用
    2012/04/28(Sat) 07:50 | URL  | 冬野雪 #-[ 編集]
    大新聞はもう全く信用できませんね
    ひどいですね。
    学生時代、薬学関係の国立大学で学んでいました。
    もう20年以上前の話です。
    先生方は確かに、マウスを使った動物実験は人間とは違う結果が出ることが多いから、注意するように、とおっしゃっていました。
    原発事故があってから、放射能はそれほど心配しなくても大丈夫!と、一般の方に信じ込ませたいがために、都合の良い結果の出たマウスの実験結果を持ち出すことが多いように感じます。
    だけど、笑わせるな、と思います。所詮はマウス、人間ではないのです。
    人間について、チェルノブイリの現実をまず参考にすべきです。新聞ひどい。。。何が偏見だ、と思います。
    まず実害を防止するべき、順番が狂っています。
    癌の放射線治療と、原発事故を比べるのも、あきれるほどばかげています。
    放射線治療では、正常細胞になるべくダメージを与えないように、考慮しているんです。
    それに比べて、原発事故の被曝は、全身くまなくです。
    2012/05/02(Wed) 01:22 | URL  | タラの芽天ぷら #H4z1joGM[ 編集]
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    ひどいなあ。「福島原発事故で遺伝的影響を心配するのは無用と思える。」だと…。ICRPにかなり近いと思われるUNSCEARでさえ認めているのに。「原子放射線の影響に関する国連科学委員会」(UNSCEAR)によれば、チェルノブイリ地域では1万2000人から8万3000人の先天性奇形を...
    2012/05/02(Wed) 02:35:20 |  まとめwoネタ速neo
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