心理カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)もやっている精神科医です。内科経験もあり。メンタルヘルス、人生のこと 、思索、エッセイ、旅、音楽、ギター、ひとり言 etc.  息抜きに読んで頂ければ幸いです。3.11以降は、原発関連の情報中心です。
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     国民分断。二極化。パラレルワールド。
     放射能安全派と危険派?

     そんな単純なものでもなく、これからあなたや私が体験しつつある世界は、恐らく想像を絶するものになるのだと思います。

     それはまるで、かつての天動説か地動説かの時代にも例えられない程に、複雑怪奇なものかも知れません。

     ある人は、身近な人が死んで行くのを、淡々と受け止めて、気にもかけずに、放射能に汚染された食物を子どもにも与え続けるのでしょう。

     ある人は、部屋中に目張りをはって、外出時は必ずマスクとゴーグルと防護服を身につけ、毎日の食物を求めてさまよい続けるのでしょう。



     日本と言わず地球上に、二つの新しい人種たちの棲み分けができるかも知れません。
     


     一方の世界の人たちは、もう一方の世界の人たちを、異境徒か異人種のようにみなすかも知れません。互いに交流する事も、種として交わる事も、それぞれの理由でタブーになるかも知れません。

     何世代にもわたって、それぞれの人種は、全く異なる進化の道をたどり、全く異なる文明世界を作るのかも知れません。

     
     SFのはなし?


     ではありません。既に現実世界で起こりつつあることです。

     ファシズムや独裁よりも、もっと過酷な社会体制が生成する可能性が、非常に高いと思います。

     

     放射性物質は、目に見えないが故に、極度の否認が可能ですから。

     そこまで、二つの乖離した意識形態が、たった1年の間に、強固に形成されてきたことを考えれば、支配層はその「乖離」、「分裂」を、最大限に利用するはずです。


     今回の瓦礫拡散問題を軽く見てはいけません。

     福島の中で起こっている「分裂」を、全国に広げるのが支配層の最大の目的だと思います。

     「日本人」に対しては、かなり効果的な支配構造です。民衆内部の差別構造を強固に自己生成させるための魔法の物質。それが「核」です。

     


     半世紀以上前に生きた長崎の永井隆博士の言葉の意味は、現代の私たちの心にはまだまだ遠すぎるようにも思います。





    原子爆弾によって私たちが受けた被害のうちで
    最も大きなものは
    家を失ったことでもなく、
    財産を焼かれたことでもなく、
    多くの血のつながる者や友を殺されたことでもなく、
    体が不自由になったり、
    病気になって働けなくなったことでもなく、
    実にそれは私自身の魂の醜さをまざまざと
    見せつけられ
    また隣の人たちの魂の醜さをもはっきりと見たこと
    による、人間に対する信頼を失ったことであります
    年月がたつにつれて、物がなくなったり、
    人が死んだりした時の悲しみや恐れなどは
    次第にうすれて行き、
    反対に魂に受けた被害の方は
    いよいよ明らかになって、私を苦しめるのです

                      (『如己堂随筆』より)



    【2012/05/23 23:30】 | 原発
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    2012/05/24(Thu) 01:30:40 |  まとめwoネタ速neo
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