心理カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)もやっている精神科医です。内科経験もあり。メンタルヘルス、人生のこと 、思索、エッセイ、旅、音楽、ギター、ひとり言 etc.  息抜きに読んで頂ければ幸いです。3.11以降は、原発関連の情報中心です。
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    スーパーのレジでも、銀行でも、一日の収支決算が1円でも合わなければ、仕事は終わりません。

    島田市で収支決算をしたら、なんと40%近くのセシウム137がバグフィルターから出ていたという計算になっています。

    「島田市の試験焼却結果を考える~バグフィルターは本当に99.9%取れるのか?~ 放射NO!防御プロジェクト」
    http://www.radiationdefense.jp/wp-content/uploads/2012/03/88037b7a1a749c77b9a4593a9b33918f.pdf

    これに対する環境省の反論もあります。
    「島田市の試験焼却データに関する見解について」(環境省)
    http://kouikishori.env.go.jp/faq/pdf/faq_02b.pdf


    では、北九州市で試験焼却されたセシウム134と137の収支決算は?
    http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000114048.pdf


    島田市や東京とは違います!

    主灰(焼却灰)にはセシウムが検出されてません!?
    全てのセシウムは粉塵や気体となってバグフィルター前で捕獲され、それが飛灰となっています。
    バグフィルターを通過した気体にも、もちろんそのあとの煙突(煙道)でも、セシウムは検出されていません。

    これが、本当かどうかはともかく、すごく分かり易い収支決算表が作れます。

    焼却前のセシウム総量(ベクレル)
    =焼却後のバグフィルター前排ガス中のセシウム総量
    =飛灰中のセシウム総量

    となります。


    瓦礫80トン中の放射性セシウム合算は、
      8 Bq/kg × 80,000kg = 640,000 Bq

    飛灰(ばいじん)薬注前のセシウム濃度は、
    日明工場で 34 Bq/kg、新門司工場で 7 Bq/kg 。
    それぞれの工場での飛灰(ばいじん)薬注前の重量を
    a kg 、b kg とすると、

    34 a + 7 b = 640,000 (Bq)    (式ー1)

    となるはず。

    この a と b の値が分かれば、簡単に計算できます。

    もし、計算値が 640,000 Bqより少なければ、その分、セシウムがどこかに漏れ出ているわけですし、
    逆に 640,000 Bqより多ければ、その分焼却前のセシウムの濃度 8 Bq/kg が少なく見積もられていたということになります。

    ところが…、です!

    この計算に必要な、データそのものがないのです!

    電話で聞いたところ、「測定困難なので公表しない」のだそうです。
    島田市は測定値を議会に報告してるんですけど…。
    薬剤注入(重金属の溶出防止を目的)前が無理でも薬剤注入後の重量は、これからでも測れると思うのですが?
    北九州市では何故「測定困難」なんでしょうね???

    そこで、飯塚市から聞いたところでは、「約1000トンの焼却によって、5% 位が飛灰になる」のだそうです。
    実際、島田市では瓦礫 10,240kg と一般ゴミ 58,449kg の合計 68,689kg を焼却して、3610kgの飛灰(原灰)ができています。これは 3610 ÷ 68,689 = 0.0526 で確かにほぼ 5%です。


    そのように推定すると、北九州市では、瓦礫:一般ゴミ = 1:9 なので、焼却物は瓦礫の10倍で、

     日明工場(5月23日から24日)では瓦礫 34トンなので  
    a = 340トン × 0.05 = 17,000kg
     新門司工場(5月24日から25日)では瓦礫 46トンなので 
    b = 460トン × 0.05 = 23,000kg
     http://mainichi.jp/select/news/20120526k0000m040092000c.html

    の飛灰が生成されたと推計します。

    そして(式ー1)の a と b にこの推計値を当てはめると

    34 Bq/kg × 17,000 kg + 7 Bq/kg × 23,000 kg
    = 578,000 Bq + 161,000 Bq
    = 739,000 Bq
    となります。

    焼却前が 640,000 Bq < 焼却後には 739,000 Bq。
    差し引き 99,000 Bq 増えた!


    と、おかしな事になるんです…。

    逆算して焼却後 5 % でなく 4.3 % が飛灰になったと考えるか、
    もしくは焼却前の瓦礫が 8 Bq/kg ではなく 9.24 Bq/kg だったとすれば計算があいます。

    後者の可能性が高いだろうと思いますが、データを測定しようとしないこと自体が却って不審を招きます。


    今回は、一般ゴミで10倍に薄めているので、検出限界値ぎりぎりのデータが出ています。
    なので、バグフィルター通過後の「不検出」も当然でしょうが、それは外部には漏れていないということではありません。島田市や東京都のように、焼却量が増えれば、「不検出」にはならないはずです。
    http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/kanri/haiki/kumiai/oshirase/documents/onagawa240131.pdf


    放射性物質を濃度だけで評価することは、何の意味もありません。
    総量が問題なのです。

    本格的に焼却しはじめれば、年間 4万トン。試験焼却80トンの500倍です。
    640,000 Bq × 500 = 3億2千万 Bq。
    仮にその 0.1% と最小で見積もっても、32万 Bq は確実に大気中に漏れだすのです。
    40%なら、1億2千800万 Bq にも達するのです。

    一般ゴミと一緒に焼いても、総量は全く変わりません!





    【2012/05/30 22:37】 | 原発
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    2012/05/31(Thu) 03:07:16 |  まとめwoネタ速neo
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