心理カウンセリングやヒプノセラピー(催眠療法)もやっている精神科医です。内科経験もあり。メンタルヘルス、人生のこと 、思索、エッセイ、旅、音楽、ギター、ひとり言 etc.  息抜きに読んで頂ければ幸いです。3.11以降は、原発関連の情報中心です。
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     李藝(イ・イエ)という実在の人物の物語を、日本人、金住則行(かなずみ のりゆき)氏が小説化し、日韓共同製作のドキュメンタリー映画制作も進められています。

     昨日は、中島淳一氏の一人演劇、『李藝』を観せて頂きました。我が家にお呼びするのは3回目です。少人数で「劇的空間」を共有する感覚。「演じる者」と「観る者」の境界が失われ、何ものかが自身の内側に入ってくる、中島淳一の世界に触れた者にしか分からない、魂の記憶を遡っていくような不思議な体験です。

     公演の後、みんなで鴨鍋をつつきながら、いろんなお話もうかがいました。6月にご自身のアトリエでの初演には李藝の子孫の方々と、ドキュメンタリー映画に出演する俳優ユン・テヨン氏が、わざわざ韓国から観に来られ、日本語のわからないユン・テヨン氏が、涙を流していたそうです。

     「大きな力」によって翻弄されながらも、人が「個」として生き抜いて行く力強さ。それを支えるものこそが一番大事なのだと・・・。
     それは愛だと。李藝や無数の人々が現代の私たちに訴えているように思います。

     今だからこそ、本当に重いメッセージだと思います。
     
     私は自身の大切な人を愛しているだろうか。遠くに居ても、自分を支えてくれている無数の人々を愛しているだろうか。未だ見ぬ未来の命たちを愛しているだろうか。それ無しには命を育めない、美しく豊かな島や半島や大陸を・・・、真心こめて愛しているだろうか。
     この地、九州に住んでいれば、中国、朝鮮との交流無しに、今日の日本の歴史や文化があり得なかったことは、あまりにも分かりやすい。


     「領土問題」などは、本当は存在しない。
     「国家」も「国境」も、人の意識の中にしか存在しない。
     
     そんなことを、ことさらに言いたがる人々に聞いてみたい。
     
     人類史終焉の引き金になり得る現実の危機、現在進行形の3.11以降の地球規模の大きな危機をさしおいて、一体何を争っている暇があるのか、と。



     私は「愛」などと軽々しくは言えなくなった。
     同じ日本の中で、親子や夫婦や家族までもが引き裂かれている。

     本当に「愛」を語るなら・・・。
     まずこの国に中で、まともな事をすべきだろう。


     棄民する「国家」など、何の未練も無い。さっさと滅びて欲しい。
     その後には、本物の「個」が、新しい時代を作っていいくだろう。

     むしろそこにしか、未来はないのだと思う。


    中島淳一  
    http://www.j-nakashima.jp

    朝鮮通信使 李藝
    http://www.facebook.com/daisukirigei/timeline

    李藝について | 最初の朝鮮通信使 李藝
    http://rigei.pro/about/

    【2012/12/23 22:45】 | 思索
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