花火
夏の夜空に
大きく広がった 光の花びらが
散ったかと 思うと
また 開き
いくつもの いくつもの 閃光が
煌めいては 消え
広がっては しぼみ
輝いては 無くなり
地上では 何十億年
いくつもの いくつもの 命が
生まれては 消え
出会っては 別れ
愛しては 憎み
いくつもの いくつもの 時間が
往ったり 来たり
来たり 往ったり
ふと 見上げると
ひとつ ひとつの 閃光が
私や あなたや
恋人や 母や
恐竜や クラゲや
兵士や 聖者や
裁判官や 死刑囚や
幼子や 老人や
夜光虫や イモムシ
のように
ひとつ ひとつの 光たちが
切ないほど
美しく 美しく 美しく
空に 輝いて いた。
そんな 夜に
ぼくたちは 生きているんだね、と・・・
夏の夜空に
大きく広がった 光の花びらが
散ったかと 思うと
また 開き
いくつもの いくつもの 閃光が
煌めいては 消え
広がっては しぼみ
輝いては 無くなり
地上では 何十億年
いくつもの いくつもの 命が
生まれては 消え
出会っては 別れ
愛しては 憎み
いくつもの いくつもの 時間が
往ったり 来たり
来たり 往ったり
ふと 見上げると
ひとつ ひとつの 閃光が
私や あなたや
恋人や 母や
恐竜や クラゲや
兵士や 聖者や
裁判官や 死刑囚や
幼子や 老人や
夜光虫や イモムシ
のように
ひとつ ひとつの 光たちが
切ないほど
美しく 美しく 美しく
空に 輝いて いた。
そんな 夜に
ぼくたちは 生きているんだね、と・・・
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